顧客の心を10秒でぐっとつかむキャッチコピートークの作り方

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投稿者:
代表理事
小沼 勢矢

今回は「顧客の心を30秒でグッと掴むキャッチコピー」というテーマで解説いたします。本コラムを読んでくださっているセールスパーソンの皆さんは、見込み客の方に会った際、自分自身あるいは自社商品・サービスのことをどのように紹介するでしょうか?第一印象でお客様の心をグッとつかむか、または興味がないと思われてしまうかはセールスパーソンが常に意識しなければならない大切な部分です。今回お伝えするキャッチコピーとは、ランディングページやホームページで使われるキャッチコピーのように、お客様の心をつかみ、興味を持っていただくためのトーク、いわゆるキャッチコピートークに該当するものです。本コラムをご自身のキャッチコピートーク形成に役立てていただければと思います。

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目次

今回は「顧客の心を10秒でグッと掴むキャッチコピー」というテーマで解説いたします。

本コラムを読んでくださっているセールスパーソンの皆さんは、見込み客の方に会った際、自分自身あるいは自社商品・サービスのことをどのように紹介するでしょうか?

第一印象でお客様の心をグッとつかむか、または興味がないと思われてしまうかはセールスパーソンが常に意識しなければならない大切な部分です。

今回お伝えするキャッチコピーとは、ランディングページやホームページで使われるキャッチコピーのように、お客様の心をつかみ、興味を持っていただくためのトーク、いわゆるキャッチコピートークに該当するものです。本コラムをご自身のキャッチコピートーク形成に役立てていただければと思います。

キャッチコピートークは4つの要素から構成される!

今回お伝えするキャッチコピートークを活用するシチュエーションは、セールスパーソンが初めて見込み客の方にお会いした時や、初めてオンライン商談で相手の方とお会いした時を想定しています。

大きく分けると、キャッチコピートークというものは四つの要素から成り立っています。

一つ目は「誰の」です。「誰」とは、お客様に該当します。

二つ目は「どんなお困りごとを」です。一つ目の「誰=お客様」に相当する方に対して、その方々、企業が「どのようなお困りごとを抱えているのか」について考えていく必要があります。抱えているお悩みに対して、セールスパーソンが持っている商品・サービスがいかに有用であるのか、つまりお客様にどのようにアプローチできるのかということを続いて考えます。

三つ目が「どうやって解決するか」つまり、提供する商品やサービスの内容のことです。

四つ目は「なぜあなたなのか」もしくは「なぜあなたの会社なのか」です。つまり選ばれる理由を言語化するのがポイントとなります。

上記四つを組み合わせて、自分専用のキャッチコピートークとして言語化、活用していきます。

例えば私、小沼勢矢がプロセールス協会を通して提供している「オンラインセールス支援」事業ですと、目的は「オンラインセールスの成約率を上げる」「売上をアップする」であるため、一つ目の「誰」にはセールスパーソンや営業マネージャーが該当します。

そして二つ目の「どんなお困りごとに」は「オンラインセールスを導入して売上をアップしたい」というお困りごと、欲求です。

三つ目の「どうやって解決するか」には「脳科学に基づく7Stepsで安定的に成約率80%を再現する」というメソッドを用いて解決に導く、が該当します。

また三つ目のセクションでは「7Steps」や「80%」といった具体的な数字を示しました。他にも、直近のプロセールス協会における商談実績が72社中63社にご成約頂き、成約率が87.5%ともなりましたので、こういった数字を利用して四つ目の「なぜ小沼なのか」につなげます

つまり四つ目の「なぜあなたなのか」は、「小沼勢矢が、商談において優れた成約率を達成しているから」です。「これぐらいの実績が上がっているから、私どもは選ばれています」ということを伝えましょう。

このようにキャッチコピートークを形成すると、自分たちが伝えたいメッセージが明確になります

キャッチコピートークは伝える順番が大切!

キャッチコピートークは、伝える順番が大切です。

初対面の方と話す際には、実はメッセージが伝わりやすい順番というものが存在します。

4つの要素でもお伝えした内容である、「どんなお困りごと」が一番目に、二つ目が「誰の」、三つ目が「どうやって解決するか」、四つ目が「なぜあなたなのか」、という順番にしたがって話をすると伝わりやすくなります。

同じく私の例ですと、小沼勢矢つまりプロセールス協会の代表的な商品・サービスである「オンラインセールス研修」は、「オンラインセールスを導入して売上をアップしたい(お困りごと)」、「セールスパーソンや営業マネージャーの方(誰)」にお届けしています。

その方に対し「脳科学に基づく7Stepsセールスで安定的に成約率80%を再現する」というサービス(どうやって解決するか)を提供します。

小沼勢矢およびプロセールス協会が選ばれている理由としては「直近の商談の実績として、72社中63社にご成約頂いたことにより、成約率87.5%という高い再現性となっているサービスであるため」選ばれている(なぜ、あなたの商品を選ぶべきなのか)といえます。

やはり1、2、3、4の順番通りにお伝えしています。この順番通りにお話していくと、30秒ぐらいのキャッチコピートークが出来上がりますので、どんどんブラッシュアップしていくことをお勧めします。

人を動かすメッセージの伝え方については、「商談やプレゼンで面白いぐらい相手に言葉が届くようになるたったひとつの方法」の記事に記載しているのでぜひ読んでみて下さい。


キャッチコピートークを作る上での2つのポイント

キャッチコピートークを作る上では、どういう要素を入れた方がいいのか等ポイントが2つあります。

キャッチコピートークに「定量的要素」を取り入れよう

一つ目が「定量的要素」です。つまり、数字で表現できる事柄を取り入れるべきということです。

先ほどの例にもありました「成約率80%」や「7Steps」あるいは「72社中63社がご成約いただき~」といった形です。

数字があることによって「評価」ができます。「とても成約率が高い」というよりも「成約率が80%を超えています」と表現した方が定量的であるため伝わりやすいのです。商品やサービスを伝えるキャッチコピートークを作る際には、できるだけ定量的要素を入れましょう。

キャッチコピートークに「限定性」を持たせよう

もう一つが「限定性」です。

私の例でも同様なのですが、実は本来、様々な人がターゲット・見込み客になりうるのです。

今回のケースだと、セールスパーソンだけではなく営業マネージャー、経営者、コミュニケーションのコーチ、コンサルタントなど、自分で自分の商品・サービスを販売している人も十分にプロセールス協会にとってのお客様、つまり「キャッチコピートークがターゲッティングする対象者」になり得ます。

しかしながら、あえて「セールスパーソン、営業マネージャー」とセールス職に関連する人に限定しています。

理由は、限定したほうが伝わりやすいから、です。

ここで対象者を広く取ってしまうと、「私のことを指している」と認識されなくなり、逆にキャッチコピーの効果性が下がってしまうため、あえて思い切った形です。

「本当に商品・サービスを伝えたい人は誰なのか」はセールスパーソンごとに異なるはずですので、それぞれ深堀りした上で限定して頂ければと思います。

限定することによって結果的に、限定の枠から外れているはずの方々もお客様になってくれる可能性が十分に考えられます。

したがいまして、自分自身のキャッチコピートークを作る際にはまず、誰に伝えたいのか、誰をお客様として商品・サービスを提供したいのかについて真剣に考えてみましょう

定量的要素と限定性を加えて、自分だけのキャッチコピートークを作ろう!

今回お伝えしたキャッチコピートークを作る上でのポイントは「誰の」「どんなお困りごとを」「どうやって解決するか」「なぜあなたなのか」という要素を取り入れ、「定量的要素を入れる」「説明内容に限定性をもたせる」です。数字を入れた上で、「この人たちに伝えたいんだ」という思いを持ち、間口はあえて狭く設定しましょう。

この二つを意識して、早速ご自身のキャッチコピートークを作ってみてください。

投稿者:
代表理事
小沼 勢矢

一般社団法人プロセールス協会代表理事。株式会社プロアライブ代表取締役。脳科学を活用したコンサルティングを8年で3,500人以上のクライアントに提供してきた。コロナ禍で営業に課題を抱えるクライアントが増加したことがきっかけで、脳科学を基にしたセールスメソッドを確立。価値あるサービスを世の中に上手く届けられずに困っている事業者様を支援したいという想いから、一般社団法人プロセールス協会を設立。 【出版実績】 自分の脳に合った勉強法(フォレスト出版) シャイン博士が語るキャリア・カウンセリングの進め方(翻訳) シャイン博士が語る組織開発と人的資源管理の進め方(翻訳)

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